解毒に使われる主な漢方薬

解毒に使われる主な漢方薬

解毒に使われる主な漢方薬

解毒に使われる主な漢方薬

中医学では、基本的に『体の毒を出してバランスを整える』ことを目的とした漢方薬がたくさんあります。

主な、4種類の漢方薬をご紹介します。

 

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)】
■構成生薬・・・黄連(おうれん)、黄ごん(おうごん)、黄柏(おうばく)、山梔子(さんざし)

 

■適応症(体質)・・・実証(体力充実)、熱証(暑がり)、机上衡(のぼせ、いらいら、緊張)

 

■出典・・・「外台秘要方」(唐時代)
基本的に、清熱剤です。人間の体が熱い感じをもった症状、胃潰瘍などもそうですが、そういう熱感のある症状に使われます。
皮膚でいえば、アトピー性皮膚炎で皮膚が赤くなっている症状に用います。

 

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)には皮膚を乾燥させる作用をもっています。
ですから、柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)のような方剤と一緒に用いることが多いです。
短期間では、黄連解毒湯単独で使用することもありますが、補血剤も同時に服用することにより、副作用を軽くする必要があります。

 

【十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)】
■構成生薬・・・柴胡(さいこ)、樸そく(ぼくそく)、川きゅう(せんきゅう)、防風(ぼうふう)、荊芥(けいがい)、茯苓(ぶくりょう)、炙甘草(しゃかんぞう)、乾生姜(かんしょうきょう)、桔梗(ききょう)、独活(どつかつ)

 

■適応証(体質)・・・中間証(体力中くらい)
体がひどく弱っている「著しい虚証」の人には向きません。
また、食欲不振や吐き気、嘔吐や下痢など、胃腸の弱っている人は慎重に用いる必要があります。

 

■出典・・・華岡青洲の考案(江戸時代)
十味敗毒湯は、清熱、解毒が目的です。
江戸時代の医師、華岡青洲(はなおか せいしゅう)が考案した方剤で、毒を取ってしまう薬です。
伝統的な漢代に書かれた金匱要略(きんきようりゃく)や傷寒論(しょうかんろん)に載っていない日本人が開発したものです。
柴胡は炎症を抑えれると同時に、清熱もあり、さらには心も休まります。
樸そくも解毒作用があり、川きゅうは血液の流れを良くし、防風は皮膚を治してくれます。
防風は、風を防ぐという意味で、東洋医学ではあちこちに症状(かゆみ、痛み)が飛んでくもの全て「風」ととらえるわけですが、
それを防いで動かないようにします。
荊芥は、抗アレルギーです。茯苓は利水の働きがあり、精神安定作用もあります。炙甘草は、生薬を協調しておさめてくれます。
乾生姜は、血管を広げて体を温めます。
いずれも、10種類の生薬も解毒に使われるもので絶妙なバランスで含まれているといえます。

 

【三黄瀉心湯(さんおうしゃしんとう)】
■構成生薬・・・大黄(だいおう)、黄ごん(おうごん)、黄連(おうれん)

 

■適応症(体質)・・・実証(体力充実)熱証(暑がり)、升衡(のぼせ、不安、興奮、便秘)

 

■出典・・・「金匱要略(きんきようりゃく)」(漢時代)
大黄(だいおう)、黄ごん(おうごん)、黄連(おうれん)という三種の生薬で構成されます。
金匱要略に載っている古い方剤。

 

【防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)】

■構成生薬・・・当帰(とうき)、芍薬(しゃくやく)、川きゅう(せんきゅう)、山梔子(さんしし)、連翹(れんぎょう)、薄荷(はつか)、荊芥(けいがい)、防風(ぼうふう)、麻黄(まおう)、大黄(だいおう)、芒硝(ぼうしょう)、生姜(しょうきょう)、白朮(びゃくじゅつ)、桔梗(ききょう)、黄ごん(おうごん)、石膏(せっこう)、甘草(かんぞう)、滑石(かっせき)

 

■適応症(体質)・・・実証(体力充実)、熱証(暑がり)、温症(水分停滞)

 

■出典・・・「宣命論」(金時代)
肥満に効果があり、肥満対策に使われる漢方薬です。
肥満ばかりでなく、この他に、アトピー性皮膚炎などの皮膚の病気によく使われる抗炎症剤です。

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