デトックス(解毒)で身体リセット!

東洋医学にみる体内毒

■3つの体内毒
何気なく『毒』と一言でいいますが東洋医学(中医学)では3つの毒があると考えます。

『胎毒(たいどく)』・・・赤ちゃんが母体にいるときから受け継いでしまうもの。

『食毒』・・・食べ物から受けるもので、食習慣の悪化や食べ物そのものが持つ毒が体にたまること。
『病毒』・・・病人になると体に毒がたまる。

 

の三つに分けられます。

 

これら、いずれにも関係している外界の有害物質として、大気汚染、農薬、食べ物からの食品添加物、土壌汚染、環境汚染などがあり、体に悪影響を及ぼしていることは事実で、これらの有害物質を避けることは不可欠であることはいうまでもありません。しかしながら、もっと目を向けなければいけないのが

「自分の体のなかで作ってしまう毒」があるということ。
その毒は、日常生活、特に食生活の偏りや悪化が原因となって作られます。


 

 

 

 

●子供に受け継がれる毒

このうち、『胎毒』では瘡(かさ)という形で子供に出てきます。

母体からお母さんの毒をもらってしまうわけです。現代で言えば、アトピー性皮膚炎などのアレルギーがそれにあてはまります。
それを治すために、いろいろな漢方薬も工夫されていますが治頭瘡一方(ちづそういっぽう)などは、そのようなものに使われ、乳幼児型アトピーの治療に使われるようです。
胎毒は、お母さんの生活環境全て影響するといいます。
特に大きいのが精神的な問題です。食事や生活環境に気を配ることはもちろんですが心の健康にも十分注意が必要です。

 

 

●動物性食品が体内で毒をつくる
私達が食べたものは、口から入って胃を通り、さらに小腸から大腸を通って排泄されます。
最終的には、腸の中で殆どが消化分解されて吸収されます。
その際、腸内微生物が消化分解する働きをします。

腸内に棲む、100種類の細菌叢の4割は善玉菌で、善玉菌(乳酸菌や酵母菌が含まれる)は免疫力を高め、感染防御、消化吸収の援助を行い、ビタミン合成、腸管運動を促進し、人間の身体にとって有益に働きます。

善玉菌が腸内に住んでいる人は人間の体に有用な姿として食べたものが消化分解されて吸収されるのです。(代表的なもはビフィズス菌、アシドフィルス菌など)

 

悪玉菌は3割ほどで、細菌毒素・発ガン物質を生産し、腸内腐敗・糞便・ガスの形成を行います。
例として、赤痢菌やコレラ菌、O-157のような病原菌、腐敗菌などで人間の体に悪さをします。

 

もうひとつの日和見菌ですが、前者のどちらでもない菌です。
日和見菌はその名のとおり、日和見的な活動をし、腸内バランスが崩れ、悪玉菌優勢になると、悪玉菌に加勢する菌で都合の良い方に荷担できる菌なのです。

悪玉菌は、腸の中で腐敗物質が増えることで、さらに増えていきます。

その腐敗物質を生み出す代表例が、肉、卵、牛乳、刺身など動物性の食品です。
これらは、消化する際、自然の摂理で必ず腐るという過程をまた、油は酸化、炭水化物は発酵する過程を経ます。

 

農耕民族の日本人は腸の長い人種で小腸の長さが6〜7mあると言われています。
狩猟民族の欧米人の4〜5mに比べると、腸の長い農耕民族は肉、卵、牛乳などの動物性食品を摂りすぎれば、36〜37度の体温で腸の中を伝わってくる間に腐ってしまう場面が発生します。
すると、腐敗した毒素、アンモニア、アミン、硫化水素、フェノール、インドール、スカトールなどの毒素が発生し、これらが血液中に入り体内に取り込まれる事になり毒素を体内で作る事になってしまうのです。

 

一方、善玉菌が育つためには食物繊維が不可欠です。
動物性たんぱく質には食物繊維がありません。しかし、植物性たんぱく質である大豆、豆腐、納豆などには食物繊維が豊富に含まれます。

この他、穀物類、米、麦、粟、ヒエ、キビ、豆なども良いでしょう。

さらに、副食として野菜類、海藻類、豆腐、納豆、漬物、梅干など日本古来の食べ物は善玉菌が育つ環境になります。

 

 

●解毒パワーをアップさせる
人間は、体内に入った毒素を便、尿、汗で排出します。
これらがうまく作動することが毒素を溜めないために不可欠です。

 

たとえば、便がスムーズに出て行かないということは毒も出て行かないということになります。
また、腎臓は血液をろ過するところですから、腎臓がきちんと作動すれば尿もスムーズに排出されます。
汗も、近年では正常に出せない人がたくさんいると言われています。
こういった人たちはきちんと毒を出せていないので身体に毒素を溜めている可能性があります。

 

正常に毒素を排出するできる体にする為に有効なのが穀物です。

なるべく、精白したものでは効果が落ちてしまうのでなるべく未精白のものが良いでしょう。
米なら玄米、または2〜3分づきまで。
麦、粟、キビ、ヒエ、豆、蕎麦などの穀物、雑穀をいかに精白しない状態で取り入れるかが大事です。

 

 

その他、副食として適当なのが野菜や海藻類です。これらの中には葉緑素やβカロチンなど穀物にないものを持っています。

また、人間の生命は海から誕生したと言われていますが、その海の中には100種類近い元素が含まれています。
カルシウム、マグネシウム、鉄分などあらゆる微量ミネラルが人間の体の中で作動しないと人間は生きていく事ができません。
そういった、ミネラルは、ほぼ海水に含まれています。なので、海藻、わかめ、ひじき、昆布を食べる事は非常に意味のある事です。

 

また、骨を強くするためには「カルシウムを摂りましょう!」というのが良く言われますが
カルシウムが作動するにはマグネシウムがなくてはならない要素です。
また、カルシウムやマグネシウムはリンとの関係が重要で、そういった微量ミネラルが全て作動できてこそ人間の細胞は機能するのです。
そう言ったことが排毒(解毒)につながるのです。

 

●歯でわかる?人間の食性
もともと人間は、歯が32本あってそのうち20本が大臼歯、小臼歯という臼の歯です。
臼ということは穀類を砕くことを意味しています。

そして、8本が」門歯で野菜や海藻などの繊維をちぎる為の歯です。

残り4本が犬歯で、肉をちぎる為の歯です。
歯の構造で人間の食性を考えるとそれに適応した割合が人の食性にあった食事であると考えられるのではないでしょうか?

 

20/32・・・大・小臼歯・・・穀類
8/32・・・・門歯・・・・・・・・・野菜・海藻など
4/32・・・・犬歯・・・・・・・・・肉など

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